自己啓発が上手くいかない時は順番が間違っている
大人になり社会人として一通りの夢を叶わないものと諦めてしまってから、現状打破を願って読み始めた自己啓発本達を振り返り、なんとなく気付いた事があります。
それは自己啓発本には読むべき順番があるんじゃないかということ。
自己啓発本にもレベルがあって、いきなり高度なものを読んでしまうと自分の知っている世界との乖離がありすぎて拒絶してしまうか、基礎がないまま高度な実践を行って失敗するかのどちらかになってしまう気がします。
いままでの自分の殻を壊して、新しい自分の可能性を見出していけるのが自己啓発のいいところだと思うので、上手くいかないまま自己啓発は役に立たないという結論に言ってほしくはないなぁと思います。
なんとなく、本当になんとなくですが、私が読んできた本の中でこの順番で読んでいくと上手く自己啓発を活用していけるんじゃないかなというものを書いてみたいと思います。
私の思う自己啓発本の読むべき順番
私の自己啓発本との出会いは古く、母親が読んでいたマーフィーの法則を借りたのが最初でした。
当時は中学生で、活字本は苦手だったため、さっと流し見する程度でやめてしまいました。
今振り返ると、ちゃんと読んでおくべきだったなぁと思います。
それは、マーフィーの法則が示している事柄の根本にあるものが、自己啓発の初期の段階で得るべき気づきだからです。
でも、私のようにさっと読み飛ばす程度では、おそらく気づきを得ることはできないと思います。
そこは活字への慣れという部分の影響も大きいとは思いますが、もっと大きなものは読むべきタイミングがあるということです。
必要としてない時にじっくりと腰を据えて読めと言われても、まともに頭に入ってこないものです。
きちんと内容を自分の中に取り込むためには、最低限その本への興味を持っていなければなりません。
そういった意味では、最初に読むべき自己啓発本は最も興味を持ったものでいいのではないでしょうか。
その時に最も興味を持ったものが、その時に最も必要としていたものだと思うからです。
ただ、その最初の本はただの入り口であり、それだけを一生懸命読み込んでも、自分の成長に繋げるための礎にはなりません。
自己啓発の階段を1段目から登っていくために、その1段目を見つけるためにまずは興味を持つところが入り口となるということです。
そこで、内容が理解できずに拒絶してしまったら自己啓発から離れていってしまうし、逆にのめり込んでしまうと本にかかれていることがすべて自分にも起こると勘違いして、描かれている内容に取り組んでみた結果何も起こらないという非常に残念なことになりかねません。
結局何も得られないので、自己啓発=役に立たない空想物語のような評価がされているのではないでしょうか。
自己啓発に興味を持ったら最初に読むべきものとは、自己啓発に取り組んだ結果どうなるのかをイメージできる内容の本です。
決して「こうすればいい」みたいなノウハウ本的なものではないと思います。
やっぱり自己啓発に興味を持つということは、現状に不満があって、一刻も早くその状況を変えたいという結果を早く出したい気持ちが強いので、まずノウハウ本に行ってしまうことが多いとは思いますが、だからこそ何が一番大事なのかを見落としてしまうのではないでしょうか。
最初に読むべき自己啓発本は成功物語
では、最初に読むべき本とはどういったものかですが、ずばり「サクセスストーリー(成功物語)系」の本です。
普通に物語としておもしろいので、活字に慣れていなくても読みやすいです。
私が読んだ本は犬飼ターボの本で、「星の商人」から入り、次に「仕事は輝く」を読みました。
どちらも似たような世界観で、時代は中世のような雰囲気です。
今まで自己啓発が上手くいかなかった、何度も挫折を繰り返しているというのであれば、一度この本を読んでみてください。
この本からは、成功者になるための心構えのようなモノを教えてもらえた気がします。
もう少し現実味のある話が好きであれば、こちらもおすすめです。
これも犬飼ターボの本ですが、現代を舞台にしているのでよりリアルな話として成功を感じられると思います。
犬飼ターボの本はどれも読みやすいので、興味があれば他の本も読んでみてもいいと思います。
そして、成功するお話で成功のイメージを見た後は、具体的に何をすればいいのかという部分に進むのですが、ここも階段を飛ばしていってしまうと失敗するのではないかと思います。
次に進むべき場所は、具体的な行動ではなく、具体的な心構えから入っていくべきです。
成功がイメージできたら心構えを学ぶ
犬飼ターボの本でも心構えの話は出てきましたが、それを踏まえたうえで斎藤一人の本を読んだら、もっと深く心構えについて理解できた気がしました。
私が読んだのは「斎藤一人の道は開ける」という、斎藤一人の弟子が書いた本です。
この本には、著者が斎藤一人から教わったことをそのまま書いてあるみたいです。
階段をひとつずつ登っていくように、どのように心構えを作っていって、それがなぜ必要になるのかを説明してくれています。
まぁ説明については斎藤一人の独特の考え方にもとづいているので、合わない人もいるかもしれませんが、全体的に間違ったことは行っていないと思うので、読んでみてください。
まずはこのあたりまで。
これだけでも多くの気付きが得られると思うし、変わるための何かを掴める人もいるかもしれないですね。
私はこれだけではまだ「ふ~ん」程度の理解だった気がしますが、この本達から得られた考え方があったおかげで、この後で読んだ自己啓発本の理解がすごくはかどりました。
なんというか、別の本で読んだ内容が今まで読んだ本の内容とリンクしていく感覚というか、すべて同じことを説明しているんだということがわかってきました。
すべてがつながってくるので、何が一番重要で、自分の中でどこの認識を変えていくべきなのかが見えてきます。
今はまだ変わる努力の途中ですが、自分が変わった気はしないけれども周りが変わりだしてきている気はしています。
それはおそらく、自分の中の世界に対する認識が変わってきたから何だと思います。
世界はすべてが思い通りになるということも、今なら分かる気がします。
引き寄せの法則だとか、潜在意識を使うだとかのやり方だけでは上手くいかない理由も腹落ちした感覚を持てています。
理想の人生を手に入れるまでの道のりがとても長い道のりであることも気づきましたが、諦めずに正しく進んでいくことで、その進みはどんどんスピードアップしていくものだと多くの本が示してくれているため、今も変わるための努力を続けることができています。
自己啓発本には順番が大事じゃないかというお話でした。